がんの資格取得の勉強に使った本

おすすめの本

がんの資格取得には筆記試験に合格する必要があります。たくさん勉強しないといけません。。。

この記事では、私が筆記試験対策として勉強に使った書籍を紹介します。

どんな本を使ったらいいかわからん!みたいな方は参考にしてください。

個人的に良かったものとして、

  • がん専門・認定薬剤師のめのがん必須ポイント第5版(2023/9に発売してました!!)
  • がん化学療法レジメン管理マニュアル(2023/2/20に第4版が発売しました!!)
  • 薬局で役立つ経口抗がん剤はじめの第一歩

の3冊です。

『がん専門・認定薬剤師のためのがん必須ポイント』第5版

この本では、代表的ながんの、疫学、病理診断、治療方法(外科手術、薬物療法など)や、抗がん剤の作用機序、有害事象(骨髄抑制、消化器症状、皮膚症状など)、オピオイドの特徴、がまとまっています。

筆記試験の対象は全てのがん腫瘍について問われるので、自分の働いている施設では扱っていないがんについても偏りなく勉強する必要があります。基本的にはこの本でだいたいカバーできます。

私は普段の仕事で多発性骨髄腫の患者さんへ関わることが少なかったので、病態や治療薬のイメージがあまりなかったため勉強するのになかなか苦労しましたが、こういった本で勉強することで概要や薬物療法など基本的な部分は学習することが出来ました。

初めて、外来がん治療認定薬剤師の筆記試験を受ける前は3周くらいは目を通して勉強しました。

2023年9月に4年ぶりの新刊が出ましたのでしばらくはこれで戦えそうです。

がん治療は日々、新しい薬が増え、ガイドラインが更新され治療方針が変わってきます。1~2年後には内容が追いつかなる可能性はありますけどね。、。

なのでがんの最新の薬物療法を勉強するときは、医療薬学会や臨床腫瘍薬学会が行っているセミナーに参加して合わせて勉強することをお勧めしています。

『がん化学療法レジメン管理マニュアル第4版』

この本は、各がん種の使用頻度の高いレジメン、内服抗がん剤を厳選して解説されています。

内容としては

  • 投与スケジュール、
  • 点滴抗がん剤であれば調製時の注意点
  • 副作用の発現時期、
  • 副作用発現時の対応方法、
  • レジメンごとに具体的な介入事例(症例を書く時の参考にできます)

が載っています。いい点として

  • 本のサイズがコンパクトで持ち運びにもすぐれている。(第4版ではだいぶ分厚くなりましたが、、)
  • 各点滴レジメンや内服抗がん剤の要点を確認できる(急な薬剤導入依頼がある時に役立つ)。
  • 薬剤師の介入事例は試験勉強だけでなく症例サマリ作成の参考にすることができる。

といったところでしょうか。私的には、要点がとても読みやすく書かれていて助かっています。

薬剤師の介入事例では症例サマリのような書き方がされているので、いろいろな介入事例を参考にできる点ではとてもいい本だと感じています。

『薬局で役立つ経口抗がん剤はじめの第一歩』

最後に、『薬局で役立つ経口抗がん剤はじめの第一歩』についての説明です。

本のタイトル通り、内服の抗がん剤に絞って書かれた本です。

一番良かったのは内容が易しく書かれているため、とても読みやすかったことです。

書かれてる内容としては

  • 点滴治療も含めたがん腫別の薬物治療の概要
  • 抗がん剤の作用機序
  • どのようなタイミングで使われるか、注意する相互作用、副作用
  • 薬剤ごとの肝機能や腎機能に応じた投与量の調節
  • その他、薬剤導入時の注意点

などが記載されており、内服抗がん剤の勉強に最初に読むにはいい本かと思います。

薬局薬剤師の先生は内服の抗がん剤を中心に薬剤指導されると思うので、特にこの本は役に立つんじゃないかと思っています。

まとめ

私は試験勉強で今回紹介した3冊を使って勉強していました。

『がん専門・認定薬剤師のためのがん必須ポイント』では、がん毎の治療内容、抗がん剤の基本的な知識が学べます。

『がん化学療法レジメン管理マニュアル』ではよく使われるレジメン、内服抗がん剤の要点が簡潔にまとまっています。介入内容もあるので症例作成の参考にできます。

『薬局で役立つ経口抗がん剤はじめの第一歩』では内服抗がん剤について易しく書かれていてとても読みやすいです。初めて内服抗がん剤を勉強する時にお勧めです。

よかったら参考にしてくださいね!

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