薬剤師に限らず、がんの勉強をしたり調べものをする時に役立つ無料で使えるサイトを載せていきます。今後も少しずつ思いつくものを追加したいと考えています。
日本癌治療学会 がん診療ガイドラインのWebページ
がんの臓器別ガイドラインや、支持療法に関するガイドライン(制吐剤やG-CSFなど)を見ることができます。
Webページはこちら【臓器別ガイドライン、支持療法に関するガイドライン】
ただし、各ガイドラインの最新版が出た際には反映されるまでに時間がかかる場合もあります。
G-CSFガイドライン2022年版が出ていますが、今のところWeb上では無料では見れなそうです(2023年1月時点)。
本は購入できます。
がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2022
2022年10月25日に、日本腎臓学会、日本癌治療学会、日本臨床腫瘍学会、日本腎臓病薬物療法学会の4学会編集による、「がん薬物療法時の腎障害診療ガイドライン2022」(←クリックでPDFがダウンロードされます)が刊行されています。
本を購入してみることができますがWeb上でも見ることが可能です。
乳がん診療ガイドライン2022(治療編、疫学・診断編)
乳がん診療ガイドラインが2022年版がWebページで見ることができるようになりました。
再発リスクの高いホルモン陽性、HER2陰性の術後ホルモン療法には追加でアベマシクリブやS-1を上乗せするなどの選択肢が増えましたね。
がん患者さんのための乳がん診療ガイドライン2019(2023年版も発売も有料のみ?)
患者さん向けに作られているので、とても読みやすい文章で書かれています。
Webページはこちらから【がん患者さんのための乳がん診療ガイドライン2019】
乳がん領域に関わるのであれば最初に読むことで乳がんに関する大まかな部分を理解できます。
2023年2月に最新版の2023年版が本と電子書籍版で発売されています。2023年2月時点で無料で見ることはできず、電子版を購入する形となっていました。。今後見れるようになるのかな?
乳がんいつでもなんでも相談室
一般の乳がん患者から乳がん専門医へ質問できるサイトです。
Webページはことら【乳がんいつでもなんでも相談室】
これまでの患者さんからの質問の内容がカテゴリー別にQ&A形式でみることが可能です。
患者さんの質問に対して医師がどのような回答を見ることができて興味深いサイトです。
例えば、Q:リムパーザとベージニオ、術後どちらを使ったらいいでしょうか?といった質問に対して医師が詳しく回答しています。薬剤師ではなかなかすぐには答えられない内容ですよね。
サイトのQ&Aを見ていると患者さんも自分でいろいろ調べたり勉強していることがよく伝わってきます。
日本がん・生殖医療学会のページ
がん患者の妊孕性温存など妊娠・出産に関する情報が載っているページです。
Webページはこちら【日本がん・生殖医療学会ホームページ】
私は乳がん領域で挙児希望のある患者さんと関わる機会があり、TAM内服終了してどれくらい避妊期間が必要かなど情報を調べるときに役に立ちました。
乳癌患者の妊娠・出産と生殖医療に関する診療ガイドライン
乳がん患者の妊娠・出産に関しするガイドラインも出されています。
Web版はこちらから【乳癌患者の妊娠・出産と生殖医療に関する診療ガイドライン】
がん患者に対するアピアランスケアの手引き 2016年版
がん治療におけるアピアランスケアガイドライン 2021年版は残念ながら最新版はWeb上で見ることが出来ませんが、旧版の2016年版であれば無料で見ることが可能です。
Web版はこちらから【がん患者に対するアピアランスケアの手引き 2016年版』
今のところは本を買って読むしかないのかな。。。
2022年版 患者さんのための肺がんガイドブック Web版
日本肺がん学会Webページで公開している患者さん向けの肺がんガイドブックです。
患者さん向けに作られているためとても読みやすく、初めて肺がんを学ぶ時にはいいかと思います。医師向けの肺がん診療ガイドラインは初めて読むには難しいですからね、、、
Webページはこちら【2022年版 患者さんのための肺がんガイドブック Web版】
シスプラチン投与におけるショートハイドレーション法の手引き
日本肺がん学会からショートハイドレーションの手引きが出されています。
ショートハイドレーションが必要な理由や、使用される薬剤、患者へ必要な説明内容などを確認することが可能です。
Webページはこちら【シスプラチン投与におけるショートハイドレーション法の手引き】←クリックでPDFがダウンロードされます)
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