がんの資格取得にかかったお金、取ってからの給料の変化

がんの資格の種類

がんの資格はとるのにお金がかかりますよね。

例えば、学会の年会費、セミナー受講料、書類審査の申請費、認定の時の登録料などなど。。。

資格をとるまでにいくらくらいお金はかかるのでしょうか。

一方で、めでたく資格取得後は給料はどう変化するのでしょうか。

私の働いている病院の場合でお話ししますね。

この記事では

  • 外来がん治療認定薬剤師、がん専門薬剤師をとるまでにかかったお金(ざっくりね!)
  • 資格をとってからの給料の変化

についてお話しします。

資格を取るのにかかったお金

外来がん治療認定薬剤師、がん専門薬剤師を取るときに最低限かかるお金を覚えてる限り書いてみました。皆さんの施設では資格取得にかかるお金を援助してくれますか?

ではさっそくですがお金がいくら必要か見ていきましょう。

外来がん治療認定薬剤師

私は2016年に日本臨床腫瘍薬学会に入会し、2018年に資格を取得しています。3年間で考えてみます。

考えて思い出した分だけでもざっとこれくらいでしょうか(もっと必要なお金があるかもしれませんが、、)。

日本臨床腫瘍薬学会の年会費(8000円)×3年=24000円

日本臨床腫瘍薬学会学術大会の参加費(8000円?)×2回参加=16000円

Essential Seminar A:6600円、B:6600円=13200円

スタートアップセミナー=4400円

ブラッシュアップセミナー=6600円

外来がん治療認定薬剤師の書類審査+試験料=22000円

試験合格後の登録料=11000円

薬剤師研修センター認定薬剤師・審査料=11000円

勉強用の書籍(がん専門・認定薬剤師のためのがん必須ポイント:4620円、がん化学療法レジメン管理マニュアル:4400円):9020円

合計:117220円となりました!!

10万円を超えてきましたね。最低でもこれくらいはかかりそうですね。。。

ここに加えて、学会やセミナーに参加するための移動費、宿泊費も入ってきますので、その辺も合わせるとこれもざっくりですが+10万くらいは考えてもいいかもしれません(今はコロナの影響でWeb開催が当たり前になりましたが、当時は大阪や福岡などでの現地開催のみでした)。

ちなみに私の場合は上に書いてるお金は全額自腹です。働いている病院は残念ながら資格取得にあたり金銭的な支援はありませんでした。

病院によっては、資格取得支援のための一部のお金を出してくれるとこもあるみたいですね。

羨ましいですね!!そいういった場所に就職した方がいいと思います!

がん専門薬剤師

がん専門薬剤師の資格は2021年に取得しています。最低でも5年間の医療薬学会の会員である必要がありますので2016年から2021年の5年間で考えてみます。

ざっくりですがこちらも思いだせる範囲でかかったお金を以下に書いていきます

日本医療薬学会の年会費(9500円)×5年=47500円

日本医療薬学会年会(9000円)×3回=27000円

薬剤師研修センター認定薬剤師・審査料=11000円(更新できずに新規で取り直しました。。)

がん専門薬剤師集中教育講座(22000円)×2回=44000円

Essential Seminar A:6600円、B:6600円、C:6600円=19800円

ブラッシュアップセミナー:6600円

がん専門薬剤師申請時の認定審査料=11000円

がん専門薬剤師の試験合格後の認定料=22000円

新しい版数の勉強用の書籍(がん必須ポイント、レジメン管理マニュアル、薬局で役に立つ内服抗がん剤の本):病院が買ってくれたのでお金はかかりませんでした!

合計が188900円となりました!

ここに学会や試験を受けに行ったり、勉強会に参加するときの新幹線での移動費、宿泊費がさらにプラスされます。今回もざっと10万円くらい+すると約30万円ですね!!

今回は、勉強用の書籍は病院が買ってくれましたが、その他のお金は全て自腹です!!

自分でいくらかかったか計算してみてこんなにかかってるのか、、、と衝撃でした。。。

資格を取るのってお金がめちゃくちゃかかるんですね。

資格を取ってからの給料の変化

外来がん治療認定薬剤師、がん専門薬剤師などの資格を取って給料アップを狙いたいと思う方もいると思います。

資格を取るとどれくらい給料に反映されるのでしょうか。私のいる施設の例で見てみましょう。

資格をとってから月々の給料がいくら増えたかというと

なんと0円です!!笑

残念ながら私が働いている病院では、資格をとっても全く給料に反映されませんでした。

話を聞いていてもだいたい同じ状況の病院が多いです。。。

ただ、一部の病院では、がん専門薬剤師の資格取得後に給料に反映されるようです。

現状は病院で薬剤師が、がんの資格を持っていても給料UPは難しいかもしれません。

もし、少しでも給料に反映してくれる病院があるのなら、その病院すごい!!羨ましい!!と思ってしまいます!

大手の薬局だと外来がん治療認定薬剤師(最近では外来がん治療専門薬剤師)を持っていると手当がつくところもあるみたいですね。病院で資格を取ってから薬局に行くという選択もできそうです。

給料のためにとったわけではないですが、かなりのお金をかけて沢山勉強もしてとった資格なので少しくらい給料増えてもいいんじゃないかなって思いますよね!

まとめ

今回は、外来がん治療認定薬剤師、がん専門薬剤師を取得するのにかかったお金、資格取得後の給料の変化についてお話ししました(私の場合)。

ざっくりまとめると、

  • 外来がん認定薬剤師を取得するのにかかったお金  117220円+移動費・宿泊費
  • がん専門薬剤師を取得するのにかかったお金 188900円+移動費・宿泊費
  • 施設にもよるが資格取得後も給料は上がらない可能性あり

となります。だいたいみんなどれくらいお金がかかってるのかな~

以上、少しでも参考になれば嬉しいです!!

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