カロナール、アセリオ 投与量あれこれ

カロナールとアセリオの投与量についてのまとめ 未分類

解熱・鎮痛に対して使われる内服のカロナール錠と点滴のアセリオ静注液は、調剤してるとめっちゃ触れることが多いですよね。

カロナールの名前の由来知ってます?

熱や痛みがとれて軽く、楽になる→(症状が)かるくなーる→カロナールらしいです。

今回はこのカロナール(内服)やアセリオ(点滴)の投与量について復習していきます。

《カロナール・アセリオ 大人の場合》鎮痛:1回300~1000mg 1日最大4000mg 解熱:1回300~500mg 1日最大1500mg

がん性疼痛などの強い痛みには1日最大4000mgと高用量で使用可能です。カロナールを1回1000mgの1日3〜4回とかで処方されますね。

一方で、風邪引いて熱がでた時に解熱を目的として使われる場合は、1日1500mgが上限となります。

痛みに対して使うか、解熱目的で使うかで上限量が異なっていますね。

《カロナール・アセリオ 小児の場合》解熱・鎮痛:1回10~15mg/kg 1日総量として60mg/kgを上限(成人の用量を超えない)

添付文書上の『用法・用量に関する注意』には、「小児科領域における解熱・鎮痛」の効能又は効果に対する1回あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして500mg、1日あたりの最大用量はアセトアミノフェンとして1500mgである。との記載もありますね。

アセリオ 鎮痛には体重50kg未満では1回15mg/kg、1日60mg/kgが上限

アセリオを投与する時に患者さんの体重って気にされてますか?

『成人における疼痛』に対してアセリオを投与する場合、

『体重が50kg未満では1回15mg/kgを上限として、1日総量60mg/kgを上限』

とするように添付文書上は記載があります。

一方で、アセリオを『成人における発熱』に対して使う場合は、1回300~500mgとなっており、特に体重が◯kg未満の場合に1回量の上限が◯mg/kgと言うことは書かれていません。1日最大1500mgまでとなっています。

2歳未満に使うアセリオ 1回7.5mg/kg、1日30mg/kgを上限

アセリオは2歳未満でも投与量が設定されています。

添付文書上は、『乳児及び2歳未満の幼児における疼痛および発熱』に対しては、

『体重1kgあたり1回7.5mgを15分かけて静脈内投与、1日総量として30mg/kgを限度とする』

とされています。

カロナールでは2歳未満が〜という記載はありません。

『2歳以上の幼児及び小児の疼痛及び発熱』には『1kgあたり10〜15mg、1日総量として60mg/kg』と記載されており、この部分にはカロナール錠と同じ記載になりますね。

以上、カロナール、アセリオの投与量について簡単にですがまとめました!

見てくれてありがとうございました!

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