がんの資格を取るうえで避けては通れないのが症例サマリの作成ですよね。
症例サマリとは薬剤師が、がん患者に対して薬学的な介入を行い、その結果どうなったか、を要約した文章のことです。
よく『症例が集まらない!!』とか、『症例を書くやる気がでない!!』とか資格を取る前にはみんな言ってます(以下、症例サマリのことを症例と言います)。
下の画像は日本臨床腫瘍薬学会のWebページで見ることが可能な実際の症例の1例です。
(外来がん治療認定薬剤師(APACC) 2022年度認定試験(第9回)募集要項-がん患者への薬学的介入実績の要約の書き方_220610.pdf-を参照)
実際の症例を見て、少しは症例を書くってどんなことをするかイメージできたでしょうか。
目指す資格の種類によって、1症例あたりに記載できる文字数が異なったり、様式が微妙に違ってきますが、内容としてはやることは変わりません。
がん専門薬剤師、がん薬物療法認定薬剤師ではこの症例が50症例、外来がん治療認定薬剤師では10症例の提出が必要です。
文章の流れ等の書き方も大事ですが、まずはどんな症例が書かれているのか他の方が書いた症例をじっくり読んでみることも大事です。
いろんな症例を文章で見ることで、書く時の文章の流れが何となくわかってきたり、こんな介入の方法もあるのか!と学びになることも多いです。
まずは、他の方が書いた症例をできる限りたくさん読んでみましょう。
他の方が書いた症例はどこで読むことができるでしょうか。
学会に参加することで見ることが出来ます。
次の記事では、他の方が書いた症例を読むにはどうしたらいいか、ということについて考えてみます。
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